この記事を読んでいる方は、歯科医院に挨拶や営業、就職や転職の面接に行かれるシチュエーションがあるのだと思います。社会一般的に、挨拶などで他の会社を訪問する際には、菓子折りを持参することが慣例です。

ただ、歯科医院に菓子折りを持っていく場合、歯科医院ならではの特殊性がありますので、気を付けたほうが良いかもしれません。その特殊性を前提に菓子折り選びをしないと、訪問先の歯科医院が抱く印象が悪くなってしまう恐れもあります。

歯科医院という職場の特殊性

歯科医院という職場に菓子折りを持っていく際の特殊性として、主に下記の3点があります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

  1. 女社会である
  2. 人数は多いが、シフト制である
  3. 忙しく、時間がない

①女社会である

まず最初に、最も重要なポイントです。それは、歯科医院という職場は女社会である、ということ。歯科衛生士・歯科助手は圧倒的に女性が多く、勤務医も4人に1人は女性です(平成26年度医師・歯科医師・薬剤師調査)。

この女性比率は、一般企業ではなかなか考えにくいでしょう。勤務するスタッフの大半は女性なので、女性に喜ばれる菓子折り選びを心がける必要があります。

②人数は多いが、シフト制である

ある一定の規模以上の歯科医院となれば、スタッフが15人以上いる医院も少なくありません。ただ、毎日15人が常勤として出勤しているわけではなく、歯科医師を含めて「週に2回程度勤務している」というような非常勤の場合も多くあります。

このため、ある程度の規模以上の歯科医院に持っていく菓子折りを選ぶ際には、常温で保存することができ、個数の多いものを選びましょう。

③忙しく、時間がない

ほとんどの歯科医院には、菓子折りを取り分けるなどの雑務をこなす専門のスタッフはいません。多くの場合、歯科衛生士や歯科助手のスタッフが、あなたが差し入れした菓子折りを取り分けてくれるでしょう。

もし果物などを差し入れしようものなら、訪問先の歯科医院スタッフの仕事を増やすことになりかねません。ミカンやイチゴならまだしも、パイナップルなどは言語道断です。忙しい歯科医院に果物を差し入れできる権利のある人は、「実家が果物園だ」「たまたま自宅の庭にバナナが生えてきた」という必然性のある人に限られます。

忙しい歯科医療者に差し入れするのは、人数分に分けるのに手間がかからず、食べるのも簡単なお菓子にしましょう。

歯科医院に最高な菓子折りは?

それでは、具体的にどんなお菓子がベストなのでしょうか。女性に喜ばれ、個包装で個数が多く、サッと口に運べるお菓子。

歯科医院への菓子折りの候補となる商品をご紹介していくので、参考までにご覧ください。

①マルセイ バターサンド

マルセイバターサンドは、六花亭という北海道の会社が製造しているビスケット。ホワイトチョコレートとレーズンに、北海道産の生乳100%バターを合わせたクリームをサンドしたロングセラー商品です。バターの風味がとても美味しいお菓子です。

小分けで包装も可愛いので、歯科医院のスタッフにも喜ばれること間違いなしでしょう。サッと手を汚さずに口に運べるのも高ポイントです。

マルセイバターサンド(六花亭)

②ヨックモック シガール

これぞ、キング・オブ・菓子折りではないでしょうか。ヨックモックのシガール。一度は食べたことあると思います。歯科医院にもよく置いてあります。

この菓子折りを持っていって非常識と思われることはまずないですが、スタッフの記憶に残ることもないでしょう。最悪の場合「またヨックモックのシガールか…」なんて思われそうです。

菓子折りで失敗したくない時や、記憶に残らなくても良い場合などは、選んでも間違いないお菓子だと思います。

ヨックモックのシガール

③ダロワイヨ マカロン

歯科医院は、先述した通り女社会です。女性はマカロンが好きです。だから、ダロワイヨのマカロンを持っていきましょう。

ダロワイヨのマカロンは、食感も香りも非常に良く、1832年以来伝統を守り続けて提供されています。値段も14個入りで3000円程度なので、そこまで高額ではありません。

ダロワイヨのマカロン

④亀十 松風

ちょっと変わり種として、東京・浅草にある老舗和菓子店、亀十の松風(まつかぜ)なんていかがでしょうか。松風は、黒糖の生地であんこを包んだ和菓子で、とても美味しいと評判です。

歯科業界には「松風(しょうふう)」という一部上場の歯科医療機器メーカーがあります。それと同じ名前なので、訪問先の歯科医師の先生には面白がってもらえるかもしれません(画像は食べログより)。

亀十・松風

訪問先の気持ちを考えた菓子折りを

以上、歯科医院にベストな菓子折りを考えてみました。歯科医院への菓子折りも、挨拶や面接、謝罪などシチュエーションによって、相手の気持ちを汲んで選ぶことができたら良いですね。