歯科医師国家試験セミナー・イベント112回国試の合格発表&合格された方おめでとうございます!

318日月曜日に112回歯科医師国家試験の合格発表がありました。合格された方、本当におめでとうございます!たぶん、これからガラッと世界が変わります。

まずは保険診療のルールに悩むことになると思いますが、頑張って理解しましょう(笑)丸暗記では覚えられないので、大枠というかルールを把握しましょう。ちなみに保険のルルは2年に1回大きな改正がありますが、大枠に変化はないですから、全体像を把握しておけば対応できます。

ちなみに、、、、もしご実家の歯科医院を承継するつもりなら、事業承継の話も考えないとなりません。経営者になるのなら法律や経済の知識も必要ですというわけで、「dentalkokushi advanceという合格者向けの動画も配信していく予定なので、今後とも是非注目して頂ければと思います。おっと宣伝になりました…。

112回国試の結果については既にいろいろなところで各大学の合格率について分析等がされていますので、今回は112回国試の合格体験記を考察し、113回国試に向けた勉強方法や勉強の方向性について分析していきます。

スパルタゼミ受講生の合格体験記の考察と勉強方法の分析

330日の時点で私のブログにはその1~その5まで5編の合格体験記を掲載しています。内訳としては現役合格(1名)、2回目で合格(1名)、3回目で合格(1名)、4回目で合格(2名)となっています。

このうち予備校通学経験があるのは2名です。残り3名は予備校への通学経験がありません(予備校主催の模試は全員受験しています)。5名全員に受験指導(スパルタゼミという名前をつけています)を実施していましたので、どのような勉強で合格したのかは詳細に把握しています。

以下、合格体験記を素材として、どのような勉強をしていたのかを分析していきます私のブログの合格体験記をまだ読んでいない方は、お読みになってから以下のコラムをお読みください)。

歯科医師国家試験に現役合格するための勉強方法

現役で歯科医師国家試験に合格する方の特徴としては、

  • 国試に特化した勉強時間は少ない
  • 細かい枝葉末節の部分にこだわらない
  • 手を広げない

上記3点は毎年共通しています(一部例外的にマニアックな事項まで含めて全範囲勉強し、物凄い点数で合格する方がいらっしゃいますがこれはかなりの少数派なので無視しましょう)。

現役合格した合格体験記その2KさんとはLINEでのやり取りが多かったのですが、Kさんからの質問に対して「不要です」とか「無視しましょう」と言ったこともありました。(3回目で合格した合格体験記その5OrangeさんともLINEでのやり取りが多かったですが、Orangeさんにも同じような回答をしたことが多かったです)。

ちなみに、今回の合格体験記その2のKさんは広島大学の方でしたが、多くの国立大学は臨床実習が6年の秋~冬まであるのが普通です(dentalkokushiの大学もそうでした)。国立大学は純粋な国試勉強の時間に大きな制約があるにもかかわらず、平均合格率は毎年私立大学よりも国立大学の方が高いのです。

Kさんは合格体験記に以下のように記していますが、この文章に国立大学の合格率が高い理由が凝縮されています。

勉強時間に制約がある場合には、勉強の方向性が重要だと思います。dentalkokushi先生がよくブログや動画で言っていることですが、方向性を間違うと時間ばかりかかって国試に合格できないと思ったからです。どの分野をどの程度まで掘り下げて勉強するのか、極端な話ですが今勉強している知識は国家試験に合格するために必要なのかを考えていました。まだ覚えていないことや初見の知識が国試に必要かどうかわからない時はdentalkokushi先生に確認していました。

歯科医師国家試験「2回目」で合格するための勉強方法

歯科医師国家試験は統計的に浪人生活が長くなればなるほど合格しづらいことがわかっています。その理由は複数考えられますが、多くの浪人生が点数ばかり気にして問題の分析をしないことにあるとdentalkokushiは考えています。

たとえば本番の成績ハガキの点数ばかり気にする人とか、模試の点数をやたらと気にする方です。dentalkokushiの経験上、こういう方は極端に合格しづらいので注意して頂きたいところです。

2回目受験で合格しやすい方の特徴としては、

  • 現役で合格できなかった原因をきちんと分析する
  • 浪人すると現役時代よりも勉強時間が増加するが、枝葉末節なところに踏み込まない

この2点が特徴的だと思います。合格体験記その1のカイエンさんは、毎朝ランニングをして、アルバイトもされるなど、決して勉強漬けではない生活でした。それでも2回目できちんと合格できるのです。

カイエンさんの特徴としては、自己分析をしっかりされていたことが挙げられます。浪人生の多くは予備校の授業を聞いていれば合格できると思っているようですが、本当にそうなのでしょうか??

今の歯科医師国家試験は現場思考を要求する問題が多いのですから、漫然と授業を聞いても点数が伸びませんその点、カイエンさんはスパルタゼミでdentalkokushiと十分なdiscussionをして問題を研究する姿勢が見事でした。

歯科医師国家試験「3回目以降」で注意するべきこと

合格体験記その3のOrangeさんの場合には、基本の理解が薄い(甘い)と感じたため、とにかく徹底的に基本事項の把握と理解に努めた授業を実施しました。

dentalkokushiの経験上、受験回数3回目以上のほとんどすべての方が基本の理解が甘いです。そもそも基本とは何かということが把握されていないことも多いので、基本とはいったい何なのかという点から考えるべきでしょう。112回国試の問題を例として具体的に説明します。

112A11】グラム陰性菌に特有の構造はどれか。1つ選べ。

  • a 外膜
  • b 芽胞
  • c 葵膜
  • d リポタイコ酸
  • e ペプチドグリカン

答えはaです。グラム陽性菌とグラム陰性菌の構造の違いは常識的な事項のはずなのですが、本問の正答率はなんと30%前後だったようです。おそらく試験委員も驚愕したのではないかと思われます。

必修問題だったため、削除対象となりましたが、もし本問が一般問題だったなら削除されなかったでしょう。正直言いまして、本問はCBTレベルで、CBTにそのまま出題されてもおかしく内容です。

実はこの話は「dentalkokushiの大予言」という112回国試前にリリースした動画で言及していました。

歯科医師国家試験ブログ・dentalkokushi

dentalkokushiの大予言その2より

もしこの問題を間違った浪人生がいらっしゃるなら、勉強の方向性がずれている可能性が大きいです。今一度勉強内容を精査することをおすすめします。

基本を押さえれば合格できる

112回国試は問題が難しかったですが、全員が同じ問題を解くわけですから(当たり前)、条件はみんな同じです。問題が難しかったとしても、受験者3,232名のうち、2,059名は合格しているのです(合格率63.7%)。

60%以上が合格できる試験なのですから、多数派が解ける問題を正答できれば絶対に合格できる試験なのです。今回の112回国試が難しかったからといって、闇雲に難しいことを勉強する必要はありません。

ブログや動画で何度も何度も何度も言っていることですが、とにかく基本が重要です。ここを間違うと合格まで何年も費やすことになってしまいます。

ブログに掲載している合格体験記は合格へのヒントになることばかりですので、ご自身の勉強の方向性について見直すきっかけになれば嬉しいです。

なお、4回目受験で合格したデーデルさんの合格体験記はかなり面白いので、是非読んでみてください!特に3回目受験以降の方にはとても参考になる内容だと思います。

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