歯科医師国家試験セミナー・イベント不合格になった方はまず敗因分析を!

この話もしつこいんですが。。。112回国試を受験して残念ながら不合格になった方はまず敗因分析から始めてください

これをやらない浪人生が多いのですが、どのように考えてどのように間違ったのかをきちんと洗い出して分析しましょう。

浪人生の成績が上がらない原因は様々な要因が考えられますが、分析をきちんとしない点が挙げられます。

漫然と予備校に通って何年も授業を聞いている方がいますが、それって何の役に立つんですか??それで本当に点数が伸びるんですか??

試験本番で問題を解くのは自分自身なのですから、授業を聞いているだけでは点数が伸びないのは当たり前ですよ。きちんと自分で問題に向き合って分析することが重要なんです。

「論理性」を意識して勉強しよう

厚生労働省が発表している「歯科医師国家試験制度改善検討部会報告書」の中で「論理的に」という文言が複数回登場していることをご存知ですか??

この報告書から理解できることは、今の歯科医師国家試験では論理性と思考力が求められているということです。

まあ実はこの件、以前ブログでも説明させて頂いたのですが…、残念ながらあまり関心が持たれないみたいです(笑)

僕が問題だと思うのは、国試の指導をしている人&大学関係者が「歯科医師国家試験制度改善検討部会報告書」にほとんど関心がないと思われる点ですね。

本当に受験生のこと考えて指導してるんですか??

というわけで、前述の「歯科医師国家試験制度改善検討部会報告書」を読んだことがない方は絶対読んで欲しいんですけどね。

もちろんスパルタゼミでは問題文の読み方、選択肢の切り方についてコメントをしながら論理性をトレーニングをしています。

ここを意識するだけでも国試の点数は2030点くらい上昇します。知識レベルが一緒であっても論理の使い方で点数に大きく差が出るのです。

大学入試の受験指導では論理性についてもそれなりの指導がされるのですが、歯科医師国家試験受験業界では僕だけがこの話をしているような(他に誰かいるなら教えてください)

そもそも「勉強」とは??

さて、そもそも「勉強」って何でしょう??特に大学入試を経験していない方は「勉強」を誤解していることが多いので、一旦立ち止まって考えて頂きたいところです。

僕が考える「勉強」とは、

  • ① 丸暗記ではなく、内容を理解する
  • ② その内容を自分の言葉で説明できること

①+②ですから、①だけでも②だけでもダメなんです。あ、きちんと自分の言葉で説明できるかも確認してください。これができないということはわかっていないということです。

スパルタゼミではその場で強制的(?)に説明してもらってますけど(笑)。さらに、皆さんは歯科医師国家試験に合格するために勉強しているわけですから、

  • ③出題される内容を把握し、出題可能性が高いところ重点的に深く勉強する

この要件も付け足した方がよいですね。というわけで、上記①②③を満たすことが「勉強」です。

「勉強」を誤解すると成績が伸びない

長い時間勉強しても成績が伸びない人は、①②③の要件のどれかを満たしていません。語呂合わせを暗唱して勉強した気になっている人やパターン的学習に毒されてしまっている人は成績が伸びないですね。

まあ、このような方はそもそも僕のブログや動画を見ることはないでしょうから、ここで僕がいくら言っても無駄でしょうけど…。

漫然と授業を聞いて安心している人も合格しづらいです。「どこかに通っている安心感」で点数が上がるんですか?

思考力をどう身につけるか??

思考力は単純に問題を解いているだけでは身に付きませんので、一工夫する必要があります。一番良いのは過去問を素材として、次回以降どのように形を変えて出題されるか考えながら勉強することです。

そうは言っても受験生がすべての科目でこのようなことを実行するのは困難ですので、信頼できる先生に聞いた方が早いかもしれません。

ちなみに僕がYouTubeにアップしている「歯科医師国家試験 スパルタ動画セミナー」は自分でいうのもなんですが、非常に素晴らしい内容です(笑)

動画を一通りご覧になって頂くと、dentalkokushiの思考が理解でき、結果的に本番の問題に対応できる思考力が身についてくると思います。

あとは科目横断的に勉強することも重要です。最近の国家試験は薬理+麻酔、薬理+生理、ペリオ+微生物など、科目横断的な出題が多くなっているのが特徴ですから。

科目横断的に勉強することで思考が柔軟になり、応用力がつくはずです。ちょっと具体例で説明してみます。

112A34】がんの薬物療法によって口腔に発生する有害事象はどれか。3つ選べ。

  • a  顎骨壊死
  • b  味覚障害
  • c  口腔粘膜炎
  • d  慢性 GVHD
  • e  線維性骨形成症

本問は単に薬理の教科書だけを見ていてもイメージがわきづらいですが、口腔外科の勉強を進める中でイメージがわき、結果的に薬理的な勉強にもなるわけです。

112A39】血液脳関門を通過するのはどれか。1つ選べ。

  • a  アセチルコリン
  • b  ドパミン塩酸塩
  • c  プロポフォール
  • d  ノルアドレナリン
  • e  ネオスチグミンメチル硫酸塩

本問は組織学で登場する血液脳関門を具体的に問う問題です。単に組織や薬理の教科書だけを読んでも全く歯が立たない問題で、麻酔学的な応用力も問われています。

答えはプロポフォールなのですが、その理由はなんでしょう??この問題を暗記で解こうとする人がいるんですが、、、、試験委員が求めているのは暗記マシーンではないです(笑)

ちょっと立ち止まって考えてみて頂きたいんですよね。ちなみに解説はスパルタ動画セミナー21回目にありますので、是非ご覧になってみてください。

【112B30】アルドステロンの作用点はどれか。1つ選べ。

  • a  細胞内受容体
  • b  酵素共役型受容体
  • c  G タンパク質共役型受容体
  • d  電位依存性イオンチャネル
  • e  イオンチャネル内蔵型受容体

本問は歯科医師国家試験に頻出のアルドステロンの受容体を問う問題です。

アルドステロンはステロイドホルモンの一種ですので、細胞膜を通過する性質があるため受容体が細胞内にあるという基本的な知識を問う問題でした。この問題も科目で考えますと生理なのか薬理なのか微妙なラインに位置づけられます。

さて、本問は極めて基本的な問題だったはずなのですが、正答率は70%弱だったようです。正答率から考えますと、正解できないと合格は極めて困難になる問題だといえます。

この問題を間違った方は僕がしばしばブログと動画で言っている「ドーナツの真ん中」が完全に抜けています。下記動画でもアルドステロンの解説をしていますので、一度ご覧になってみてください。

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