歯科医師国家試験セミナー・イベント平成から令和へ自分を変える大きなチャンス到来!

元号が変わりました。

あまり書くと年齢がバレちゃいますが()、昭和から平成になる瞬間、私は中学生でした。

昭和から平成になるときは、今回のような祝賀ムードは全くありませんでしたが、今回の改元は祝賀ムードの中の改元ということで、良い雰囲気だと思います。

これって、実は大きなチャンスです。

新しい年になる、元号が変わるなど、周囲の変化は自分を変える大きなチャンスなのです。複数回国試を受験している方は、これまでのやり方を変える大きなチャンスだと思って、新しい気持ちで取り組んで頂きたいですね。

スパルタゼミ動画セミナーでもいろいろお話をしていますので、ご覧になって頂ければ嬉しいです。

国試勉強は能動的に実行すること。漫然と授業受けても合格できない。

まあ、相変わらずしつこいのですが、言わずにはいられない() 

漫然と授業聞いても合格できないので、能動的に勉強してください。

試験勉強って、自分で問題に取り組むことが重要ですからね。

自分で問題に取り組むことで、出るところ&出そうなところが実感を持って把握できます。

というわけで、過去問研究してない方はさっさと過去問研究してください。

112回国試問題から考える過去問研究の重要性

dentalkokushiがしつこく述べていることのひとつに「過去問研究」があります。

今回は112回国試問題を通して、過去問との類似性を検証し、過去問研究の重要性について述べていきたいと思います。

①脳死と心臓死

【112A30】法的な脳死判断基準に含まれるのはどれか。1つ選べ。

  • a. 心停止
  • b. 低体温
  • c. 下顎呼吸
  • d. 平坦脳波
  • e. 腱反射の消失

まあ、これって、要するにあれだよね、111A30の派生問題だったわけなんだよね。

【111A30】ヒトの死は脳死と心臓死に分けることができる。心臓死の判定項目はどれか。3つ選べ。

  • a. 体温低下
  • b. 瞳孔散大
  • c. 腱反射の消失
  • d. 心拍動の停止
  • e. 自発呼吸の消失

しかも問題番号も「30番」であることが共通()

112回国試に合格したスパルタゼミ受講生であれば、よーくご存知とおり、私は出題を強く予想していたので、いつも授業中に説明させてましたよね()

しかもきちんとYouTubeに無料で公開しているスパルタ動画セミナーでも説明していたという

ICDASに関する問題

ICDASはマイナーな話なので、ぶっちゃけこの問題を間違っても合格できます。

今回私が言いたいのは、ICDASの内容ではなく、過去問研究って重要だよねという話です。

112C43では、ICDASが一問丸々出題されました。

112C43】ICDASについて正しいのはどれか。1つ選べ。

  • a. WHOの齲蝕審査基準である。
  • b. 鋭利な探針で齲蝕の深さを測定する。
  • c. 唾液検査により齲蝕活動性を評価する。
  • d. レーザー光照射で齲蝕の進行状態を測定する。
  • e. 歯面乾燥後に肉眼で初期脱灰病変を鑑別する。

うーん、、、、保存修復がネタ切れ気味なのは、まあわかるんですけど。

それにしても、もう少し重要なことがあるんじゃないかと思いますが()

111C23では、選択肢のひとつとして出題されていました。

111C23】WHOが定める「疾病及び関連保健問題の国際統計分類」はどれか。1つ選べ。

  • a. ICD
  • b. ICF
  • c. ICNP
  • d. ICIDH
  • e. ICDAS

ちなみに111C23の選択肢で重要なのはICF(=国際生活機能分類)ですね。

国試でも度々出題されています。選択肢dICIDHは国際障害分類といって、ICFの前身です。

ですので、ICIDHはもうどうでもよいわけです。ICIDHが出題されるのは今後も間違い選択肢としてだけでしょう。

③歯髄病変に関する問題

【112B6】歯髄でみられるのはどれか。1つ選べ。

  • a. 角質変性
  • b. 空胞変性
  • c. 硝子滴変性
  • d. グリコーゲン変性
  • e. フィブリノイド変性

でも、これ・・・選択肢だけ見ると、なんとなーく108B25に似てます。

【108B25】42歳の女性。歯周病のメインテナンスを希望して来院した。定期検査のためエックス線写真を撮影したところ下顎右側第一大臼歯に異常を認めた。下顎右側第一大臼歯に冷水痛や自発痛を自覚したことはないという。下顎右側第一大臼歯は歯髄電気診と温度診に正常な反応を示し、探針による歯冠部と歯頸部の触診で異常は認められない。来院時の口腔内写真とエックス線写真を別に示す。下顎右側第一大臼歯の異常の原因で最も疑われるのはどれか。1つ選べ。

  • a. 空胞変性
  • b. 石灰変性
  • c. 外部吸収
  • d. 内部吸収
  • e. 硝子様変性

modifyだと思うよ、これ。

④超音波のチップ

112D82では、このような問題が出題されていました。

112D82】60歳の女性。上顎左側第一大臼歯の咬合痛を主訴として来院した。検査の結果、歯内治療を行うこととした。根管充填材を除去したが、近心頬側根は途中でファイルが進まなくなり、根尖まで穿通できなかった。術前のエックス線画像と次に用いる器具の写真を別に示す。この器具の使用目的はどれか。2つ選べ。

  • a.根尖掻爬
  • b. 歯根尖切除
  • c. バイパス形成
  • d. 根管内異物除去
  • e. 逆根管充填窩洞の形成

実はこの112D82、、、突っ込みどころがありまして。。。

問題文に「根管充填材を除去した」と書かれているのに、デンタルX線写真を見るとガッタパーチャが思い切り残存しているように見えます。

まあ、解答には関係ないので、これ以上言いません()

破折ファイルがあるようなので、なんとか除去したいと思ったということなんでしょうね。

次に111C73をご覧ください。

111C73】43歳の女性。上顎左側第二小臼歯の咬合痛を主訴として来院した。感染根管治 療後に咬合痛が再発したという。歯根尖切除と逆根管充塡を行うこととした。術前のエックス線画像、処置中の口腔内写真、及び使用した器具の写真を別に示す。この器具の使用目的はどれか。2つ選べ。

  • a. 窩洞の形成
  • b. 根尖部の切断
  • c. 根面の滑沢化
  • d. 肉芽組織の搔爬
  • e. 根管充塡材の除去

112D82111C73も超音波のチップが登場していることは共通ですが、形状がちょっと違いますね。

112回国試を受験した方で、112D82のチップが逆根管充填窩洞形成用のチップと勘違いされた方がいらっしゃるようです。もし間違った方はこの機会に112D82111C73を比較して頂きたいですね。

⑤母子保健法関係の問題

111B63を見てください。

111B63】3歳児歯科健康診査において、事前に保護者に問診票を配布することとした。適切な質問はどれか。3つ選べ。

  • a. 離乳食をはじめましたか。
  • b. いつも指しゃぶりをしていますか。
  • c. 仕上げ磨きをしてあげていますか。
  • d. 歯磨きの練習ははじめていますか。
  • e. フッ化物(フッ素)歯面塗布をしていますか。

次に112C2を見てください。

112C2】母子健康手帳の省令様式において、保護者の記録【1歳の頃】に記載されているのはどれか。1つ選べ。

  • a. 哺乳ビンを使っていますか。
  • b. いつも指しゃぶりをしていますか。
  • c. 歯みがきの練習をはじめていますか。
  • d. 食事や間食(おやつ)の時間はだいたい決まっていますか。
  • e. 歯にフッ化物(フッ素)の塗布やフッ素入り歯磨きの使用をしていますか。

2日目の必修2問目。

必修から順番どおり解いている人にとっては、2問目でこれ。

少し動揺してしまった方もいらっしゃるかもしれない。

まあ、いいんだよ112C2は間違っても。必修問題だったけど、正答率低かったから

でも、111B63と同じような選択肢だったわけなので、111回をきちんと研究していれば、「あー、どこかで見たことある選択肢だな」と思えて動揺を最小限に抑えられたかもしれないですよね。

まとめ:過去問研究の重要性

歯科医師国家試験業界(?)には変な人がいて、「過去問はやらなくてもよい」と言う人がいるらしい。

今回問題を具体的に示して過去問研究の重要性について検証してみたわけだが、これでも「過去問はやらなくてもよい」と言えるのだろうか。

実は過去問研究の重要性については、もっともっとたくさん具体例を示すことができるのですが、紙面の都合上一部だけの紹介にさせて頂きました。

スパルタゼミ受講生の皆様には受講生限定動画の中で今後もいろいろ言及していく予定です。

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